2017年大会の規定の主な変更予定点
エコノムーブ:安全性に関するレギュレーションを強化します
- 30km/hから22m以内で停止のブレーキテストを実施します。(8%勾配で停止できれば可)
- バッテリー、バラストの固定を厳格化
- テールランプ、ブレーキランプの取付けを推奨
- 脱出テストを行います (自力で脱出できれば可。車検時は補助しても構わない)
エコノムーブライト:
- 30km/hから22m以内で停止のブレーキテストを実施します。(8%勾配で停止できれば可)
特別賞:
- 2月の製作講習会で発表しましたが、ものづくり及び技術者育成の観点から、モーター自作など、オリジナル技術等に別途、特別賞(古河電工賞・FB賞)をと考えております。申請用フォームはこちら>>Click
平成29年5月1日(月)までに事務局へメール添付で件名を「特別賞申請」としてご提出下さい。やむを得ず間に合わない場合は5月5日受付時に提出下さい。
E-mail:wsr@ogata.or.jp
【特別賞設置の趣旨】
世界で初めての電気自動車の省エネレース(2時間の走行)から22年間が経ち,秋田県大潟村の大会(約100wh)でのトップチームの記録(63.798km)は約1.5倍に,一般道に近似した宮城県菅生サーキット(約250wh)の記録(42.6km)は,約2倍に記録が更新されています。同じ電気エネルギー,同じ走行時間での記録は,そのまま省エネ機器(電気自動車)の開発をしたことになりますが、走行距離が増えた分だけスピードが増し、その部分だけ安全対策が必要になっており、安全装備について各対策を推進しています。
・駆動用バッテリーの固定の確実性確認 ・車体から腕や手がでない構造とすること。
・危険と思われる露出物について配慮する。(いかなる部分も車内の空間に突出させてはならない。)
・制動灯(赤色)は後部中央1灯もしくは左右に2灯
・ブレーキテストの実施(30km/h以上で13m以内停止)。
また、ものづくり及び技術者育成の観点から、モーターの自作部門クラスの設定や特別賞など推進、検討しています。背景として、ガソリン車もディーゼル車も、モータリゼーションの柱でしたが、「モーターと組み合わせる」という仕組みはこの20年で大きく進化しています。“100%ピュアEV”の世界はいずれ訪れます。現在、市販車であっても車はモーターが主動力の
時代に入り、車メーカーも自社で独自の開発が進められてきています。 一般的にも,「温暖化対策と経済成長の両立には省エネが極めて重要な役割を占める。」と指摘されています。
最初は、特別賞として扱い、その後、自作部門クラスの設定を検討して います。更にグランプリの大会でのポイントにすることも検討中です。 エントラントとオフィシャルが一体となって、健全なる電気自動車の普及・促進を目指し、挑戦を繰り返えしているのが電気自動車の省エネレース(エコノ・ムーブ)です。(文責:熊谷枝折)